すごい雑談

人生はアートだ

短編物語

まだ明け方前、夜道を歩いていると細々とした鳴声を聞いた。
その声の方へ行くと小さな黒猫がいた。
近づいてみると、こちらを警戒をしているが逃げない。細々とした声で泣いていた割に、ギョロっとこちらを睨みつけるような力強さを感じた。
 
不思議な猫だ。
 
僕は一旦その場所を離れて近くのコンビニへ向かった。財布の中には小銭しかない。その小銭とポケットの中に入っていた10円でネコ缶を買い、その足でさっきの猫のところへ戻った。
 
僕はそこに腰を下ろし、缶詰をあけた。そして子猫と一緒に少し食べた。
 
「あ、日が出てきたな」
と明るくなった空にふと目をやった隙にネコは何処かに消えて行った。
 
またいつかの夜明け前にどこかで。
 
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カヤノヒデアキ

@lifeHideaki

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